女子陸上の田中希実(25=ニューバランス)が、親交の深い小林祐梨子さん(36)と一緒にアテネ五輪女子マラソン金メダリスト・野口みずきさん(46)司会の東海テレビYouTube「野口みずきのランナーズハイ」に出演した。
「こうして私は強くなった」が今回のトークテーマ。
田中は「とくに変わった練習方法をやってきたわけではないが、ただ継続してやるべきことをやってこれたというのが私の場合は一番大きいと思う」と切り出した。
そして、「ケガが少なかったことが強さの秘訣かな」と継続して練習することができたことを最大の理由に挙げた。
野口さんもそれに同感。「中距離選手はリカバリーなくレースにばんばん出る。(田中選手も)故障したとか聞かないし、また出るの?という感じ」と感心した。
田中は陸上をしていた両親もともにケガが少ない体質だったことを明かし、「スピードを出せば出すほど柔らかくなる筋肉の質」と説明した。
さらに練習量も他の一流選手に比べると少なめ。質は高く量は少なめを心がけていると明かした。
さらに小林さんが、田中の体をケアするトレーナーの言葉を紹介した。
「普通は“痛い”とかシンプルに伝えてくるが、のんちゃん(田中)はこういう動きをするとここの部分にこんな違和感が出ると説明してくれると感心していた」と明かし、自分の体に起きていることを敏感に察知できる能力がケガを未然に防いでいると指摘した。
田中は「確かに同じタイムでも体の状態の違いが分かる」と認めていた。