「週刊文春」は30日発売号の誌面で、芸能界を引退した元タレント・中居正広氏(52)の女性問題を巡る報道で、同誌がフジテレビ社員A氏の関与についての記事内容を一部訂正し、おわびした。28日に電子版で訂正し、29日には編集長が公式サイトで声明を発表。同様の文書を掲載していた。
誌面130ページの「編集長より」に掲載。「116ページの橋下徹氏の記事でご指摘いただいた…についてご説明します。昨年12月26日発売号では、事件当日の会食について『X子さんはフジ編成幹部A氏に誘われた』としていました。しかし、その後の取材により、『X子さんは中居氏に誘われた』『A氏がセッティングしている会の“延長”と認識していた』ということが判明したため、1月8日発売号(第2弾)以降は、取材成果を踏まえた内容を報じてきました」と経緯を説明。
「今回、橋下氏の『しれっと誤りを上書きするのは不誠実』とのご指摘を受け、『週刊文春 電子版』の当該記事に、訂正を追記しました。改めてお詫び申し上げます」と橋下氏の指摘で訂正に至ったとし、謝罪した。
一方で「ただし、第2弾以降で報じてきた通り、事件直前、フジ編成幹部のA氏はX子さんを中居氏宅でのバーベキューに連れて行くなどしています。またX子さんも小誌の取材に対し、『(事件当日の会食は)Aさんがセッティングしている会の“延長”だったことは間違いありません』と証言しています。以上の経緯からA氏が件のトラブルに関与していた事実は変わらないと考えています」と文春側の主張も述べた。