横浜Mは30日、宮崎キャンプ総仕上げとなる練習試合J2甲府戦(45分×2本、40分×1本)を行い、MF喜田やMF植中の得点などで3―2で勝った。
「どうプレーしていきたいかが凄く深まってきている。24時間ずっと一緒にいて、選手個々の理解も深めることができた」。今季就任したスティーブ・ホーランド監督は、今キャンプ最多3得点に手応えを強調した。
ボールを握って押し込むスタイルを構築。左足で先制点を奪った喜田は「全体的に前向きなチャレンジができている。ビルドアップや最終局面まで持っていくところは整理されつつある」という。その上で「ファイナルサードの崩し、前線からのプレッシャーの掛け方とタイミングはもう少しやらないといけない」と課題を口にした。
20日から始まった宮崎キャンプでは、J2勢との練習試合を3試合組んで戦術浸透を図ってきた。横浜に戻ってからはJ1クラブとの練習試合も予定。指揮官が「そこでもう一段階レベルアップしたところまで持っていきたい」とイメージすれば、喜田も「開幕までそこまで時間があるわけじゃない。より成長スピードや理解のスピードを上げたい」とさらなる成熟に意気込んだ。