元世界2階級制覇王者の京口紘人(31=ワタナベ)がメキシコ・グアダラハラで強化合宿を開始したことを30日、所属するワタナベジムが報告した。
京口は3月13日に東京・両国国技館で行われるトリプル世界戦興行「U-NEXT BOXING2」のWBO世界フライ級タイトルマッチで王者アンソニー・オラスクアガ(26=米国、帝拳、8勝6KO1敗)に挑戦する。約2年4カ月ぶりの世界挑戦に向け、同門で東洋太平洋&WBOアジア・パシフィック・ライト級王者の宇津木秀(30)、ホープの横山葵海(23)と現地で高地トレーニングをスタート。
3選手は、スーパーミドル級3団体統一王者のサウル・”カネロ”・アルバレス(34=メキシコ)を育てた名トレーナー、エディ・レイノソ氏のフリアン・マグダレーノ・ジムや、カネロの兄で元WBA世界ウエルター級暫定王者リゴベルト・アルバレス氏のアレナ・コリセオ・ジムなどで汗を流している。
次戦で日本男子8人目となる世界3階級制覇を目指す京口は所属ジムを通じて「まず、今回の合宿の機会を下さった渡辺会長、サポートして下さったスポンサー様に感謝申し上げます。メキシコ到着日は、高地でのトレーニングになりますので、軽めのメニューでしたが良いスタートを切れたと思います。本日以降は朝からスパーリングメインのトレーニングになるので濃い時間を過ごしたいと思います」と充実のコメント。
アジア2冠王者で世界ランキングにも名を連ねる宇津木は「このような練習環境に参加できて、とても嬉しく思います。渡辺会長、そしてサポートして下さるスポンサー様のおかげです。メキシコで世界の強い選手と対人練習をしてスキルを一つでも上げて行きたいと思います」と感謝した。
デビュー2戦目で東洋太平洋ランカーに勝利した横山は「合宿初日は軽めのメニューで良い練習ができました。今日からはスパーリングを中心に、しっかり追い込んで充実した一日を過ごしていきたいと思います。このような機会を与えて頂いた渡辺会長、スポンサーの皆様本当にありがとうございます。頑張って参ります!」とレベルアップを誓った。