鹿島のGK早川友基(25)が30日の全体練習後に取材に応じ、“曽ケ端イズム”でさらなる飛躍を期した。
今季から元日本代表の曽ケ端準氏がGKコーチに就任。指導の根幹には基礎の徹底があるという。早川は「少しずれたボールもステップを踏んで正面で取る。簡単に倒れない。キャッチの質や起き上がりの速さ。ウオーミングアップもそうですけど、当たり前のことによりこだわっている」と明かした。日々の練習から全力を尽くし、鹿島一筋で23年間の現役生活を送った曽ケ端コーチだからこその教え。「ベースは裏切らないという説得力がある」とうなずいた早川は「選手として上を目指し、自分のプレーの幅を広げるためには、いろんなコーチとやって成長していきたい」と貪欲に吸収するつもりだ。
2年連続フルタイム出場を果たした不動の守護神。プロ5年目を迎えた今季は選手会長を務める。前任のMF柴崎岳から打診を受けたことを明かし、「チームを引っ張っていく。若手とベテランの架け橋になりたい」と自覚をのぞかせた。