卓球Tリーグの岡山リベッツは30日、海外のオンラインカジノサイトで賭けをしたとして賭博容疑で書類送検された元男子日本代表の丹羽孝希(30)との契約解除を発表した。羽場誠代表取締役と白神宏佑監督を減俸処分とした。羽場代表取締役は「夢を与えるプロ選手として、やってはいけない行為」と述べた。
丹羽は千葉県警の事情聴取で容疑を認めている。羽場代表によれば利用のきっかけはインターネット広告で、23年8月以降は利用がなく借金がないことも確認した。チームの聞き取りには「Tリーグに関わる賭けは一切していない。海外スポーツやルーレットに賭けていた」と説明しているという。
丹羽は16年リオデジャネイロで団体銀、21年東京では団体銅メダルを獲得した。日本協会は倫理・コンプライアンス委員会を開く予定。宮崎義仁専務理事は調査後「規定に基づいて何らかの処分が出るだろう」と話した。Tリーグはコンプライアンス研修を緊急で実施すると発表した。