中居氏の女性トラブルに関与していると報じられたフジテレビの編成幹部が、人事局付に異動したことが30日、分かった。同日付。異動の理由について同局は「職務執行が困難になったため」とし、後任の人選に当たっている。関係者によると、幹部としての業務は上役が兼務する。
編成幹部は15日から出社を停止していたが、同局によると、現在は出社とリモートで勤務を開始している。
一般的に人事局付になるケースとして、他社への出向中、休職中などのほか、処分を前提とした調査待ちの際に待機命令として発令されることが多い。
フジはトラブルが起きた当日に編成幹部の関与はなかったと主張し、それ以前についても否定してきた。
しかし、27日の会見では編成幹部が呼びかけた会食が中居氏のトラブルの背景にある可能性を初めて認めた。
フジ関係者は「編成幹部が局の存亡に関わる事態のきっかけをつくったと取り沙汰されている中、そのことも異動の要因にあるのではないかと社内ではささやかれています」と話した。
編成幹部は第三者委員会の調査対象になる可能性が高い。異動はこれから始まる調査を円滑に進めるための措置との見方もできそうだ。