エジプト出身のタレント、フィフィ(48)が31日、自身のSNSを更新。在フィリピン日本大使館は29日までに、フィリピン人の観光査証(ビザ)の申請受け付けを厳しく制限し始めたことに言及した。
円安を背景に観光で日本を訪れるフィリピン人が急増。大使館は「大幅な増加が続いている」ことを理由に従来の倍となる2カ月前までに観光ビザ申請を済ませるよう呼びかけている。混乱が広がり訪日ブームに冷や水を浴びせかねない状況になっている。
フィリピンから日本への観光客は通常、5社以上ある代理申請業者を通じてビザ手続きをする。マニラで申請を手がける旅行代理店の関係者は「大使館から観光ビザの1日当たりの申請上限件数を現行から約5割引き下げると伝えられた」と明かしている。
フィフィは「フィリピンで訪日ビザ申請を制限 観光ブームに冷や水」と題された記事を引用し、「制限すべき国は親日国よりも、まずは日本を敵視している国からの旅行客では?」と自身の考えをつづった。
エジプト生まれのフィフィは、2歳の時に日本に家族で移住。中京大情報科学部を卒業後、就職し、01年に日本人男性と結婚。第1子の長男を出産した05年にTBSのバラエティー番組「アイチテル!」でタレントデビュー。「ファラオの申し子」のニックネームで、歯に衣着せない言動で人気となった。