お笑いコンビ「クワバタオハラ」くわばたりえ(48)が、31日までに更新された元「雨上がり決死隊」宮迫博之(54)のYouTubeチャンネルにゲスト出演。過去の大炎上について言及した。
宮迫と芸能人生を振り返りながらトークを展開したくわばた。宮迫から「一番最初に世に出たのって、何の番組?」と問われ「ちょこちょこ仕事はしてましたけど、やっぱり『エンタの神様』じゃないですかね」と、日本テレビ系で放送されていた伝説的お笑い番組がブレークのきっかけだったと明かした。
宮迫が「だいぶやらかしてらっしゃった、と聞きましたけど…」と深堀りすると、くわばたは「20年以上前の話なんですけど…今だから言わせていただきますけど」と切り出し、05年10月に放送され当時大反響を呼んだ“丸刈り騒動”に言及した。
当時、同番組のオーディションに何度も挑戦していたというクワバタオハラ。「普通の漫才をやって毎回落ちて、1回受かって収録したものの、お蔵入りになったんですよ。やっと合格して漫才をやったのに、お蔵入りになった」と吐露し、「当時のチーフマネジャーが“お前は女版・カンニング竹山みたいにやれ”と言ってきたんです」と、当時キレ芸で大ブレークしていたカンニング竹山のキャラを模倣するように言われたという。
くわばたの芸風とは異なる方向だったが、しぶしぶキレ芸を始めるとオーディションに合格。くわばたとしては「オンエアされるな、お蔵入りになれと思った」ネタだったと言うが、05年9月、見事にそのネタで初オンエアを果たした。
次の出演については「同じことをやってもアレだから、お前、“この前ごめん”とか言って坊主にしてまえ」と、お偉いさんから言われたと言い、「私はそれだけは嫌だと言ったんですが…“お前はそこまでしゃべれないんだから、頭丸めて謝ってとにかくインパクトを与えてこい”と言われた」と告白。宮迫は「今やったら大問題やな…」と絶句した。
そして次の出演で、くわばたは意を決して丸刈り姿を披露した。ステージの上では「私が中途半端にやったらバレる」という思いだったといい「とにかくブチ切れたので記憶がない」と振り返った。
このネタには、クワバタオハラの公式サイトや日本テレビにさまざまな意見や問い合わせがあり、当時も大きな話題となった。くわばたは嫌々だった丸刈りだったが、「それのお陰で“クワバタオハラ嫌い”っていうので覚えてもらったんですよ。それがきっかけですかね」と、知名度が高まったことには感謝していると回顧。「“クワバタオハラ嫌い”っていうのも、名前として覚えてもらえるっていう感覚はあります」とした。
だが「今やったら、SNSで叩きまくられてると思う。大炎上ですよ、あんなこと」とも。宮迫も「まあ、そうやろな。今やったら大炎上やし、それが“やらされた”ことも、今やったら多分めくれるやん」としみじみ。くわばたは「それぐらい、当時の『エンタの神様』に出ることに価値があったから、オンエアされるためには丸刈りしかないみたいな、周りのみんなが頭おかしい感じになってたんでしょうね」と振り返り、宮迫も「世に出るため、ウケるためやったら…っていうのは、当時、当たり前のように芸人さんはありましたね」と、時代背景を説明した。