メキシコ1部グアダラハラのオスカル・ガルシア監督(51)が試合中にレオンのコロンビア代表MFハメス・ロドリゲス(33)を蹴ったとして、30日にリーグから3試合の出場停止処分を受けた。米スポーツ専門局ESPNのスペイン語チャンネルESPNデポルテスなどが報じた。
“事件”が起きたのは、28日にレオンのホームで行われたリーグ戦の前半27分。ガルシア監督がサイドラインを割ったボールを受け取ろうとしたレオンMFフォンセカを無視してボールを横に投げ、突き飛ばされたことで両軍選手による乱闘が発生。乱闘に近づいていった同監督は右足でハメス・ロドリゲスを小突き、即座にレッドカードを提示された。
フォンセカはイエローカードを受け、試合は2-1でグアダラハラが勝った。ガルシア監督は29日、自身のSNSで「サッカーの試合では感情が高ぶるものだが、昨日の自分の行為を正当化することはできない。全てのグアダラハラのファン、もちろん対戦相手にも心から謝罪したい」とメッセージを投稿していた。
ポルトやモナコ、Rマドリードなどでプレーし、コロンビア代表としてW杯に2度出場したハメス・ロドリゲスは、今季加入したスペイン1部バジェカーノをわずか4カ月で退団。1月13日にレオンと契約を結んでいた。スペイン出身で、現役時代はバルセロナなどでプレーしたガルシア監督も今月、メキシコのクラブの監督に就任したばかりだった。