スポーツクライミングのボルダー・ジャパンカップ(BJC、2月1、2日、東京・駒沢オリンピック公園総合運動場屋内球技場)の出場選手記者会見が31日、オンラインで開かれ、男子で昨夏のパリ五輪複合銀メダルの安楽宙斗(JSOL)が出席。「24年の経験を生かす。オフシーズンは基礎を怠らずに練習してきたので、優勝できるように頑張りたい」と抱負を述べた。
国際スポーツクライミング連盟は今年からボルダーのルール変更を発表しており、パリ五輪でも適用されたポイント制が導入され、決勝進出者は6人から8人に増える。W杯については前年のランキング上位者への優先出場権が撤廃されるなど、トップ選手にとってはシビアに対応となっており、安楽も「よりプレッシャーに押し潰されると思うが、僕も準決勝、決勝の展開が楽しみ」と話した。
今年は9月に控える世界選手権(ソウル)が最大の目標。パリではあと一歩で頂点を逃した反省から、ピーキングを9月に合わせるための取り組みを始めており、「10日前から強度は落とさず、疲れないように練習している。準備を試している」と安楽。試行錯誤を重ねつつも、チケット完売となっている25年国内初の大会で第一人者の実力を示す。