体操のパリ五輪団体、個人総合、種目別鉄棒3冠の岡慎之助(21=徳洲会)が31日、都内で行われたデイリースポーツ制定「2024年度ホワイトベア・スポーツ賞」の授賞式に出席した。
昨年からの表彰ラッシュを締めくくる同賞となり、「昨年のパリオリンピックの結果が、このような形で評価されて凄くうれしい」と笑顔で喜びを口にした。
現在はシーズンが本格化する4月に向けて練習を重ねると同時に、世界選手権やロス五輪に向けて新たな取り組みも行っている。「4、5月に向けて質を追いかけて練習もしていますし、世界選手権や3年後のオリンピックに向けて新しい技の習得だったり。同時並行でやっています」と明かす。
着手している新技の一つが、あん馬の「ショーン」だ。「やったことはあるけど試合ではない。僕は開脚型が多くて。何個までと決まっているので、違う技をやらないといけない」。徐々に完成度も高まっているという。
表彰式の壇上では、改めて力強く宣言した。「3年後のロサンゼルスオリンピックでも、パリを超える4冠を達成したい」。日本体操界のエースは、さらなる高みを目指し、日々、競技に打ち込んでいる。