スポーツクライミングのボルダー・ジャパンカップ(BJC、2月1、2日、東京・駒沢オリンピック公園総合運動場屋内球技場)の出場選手記者会見が31日、オンラインで開かれ、女子で五輪2大会連続代表の野中生萌が出席。21年東京五輪では複合で銀メダルを獲得した実力者は「毎年BJCは早い時期の開催なのでW杯とはコンディションが違うが、凄く悪くもないしピークでもない」と語った。
国際スポーツクライミング連盟は今年からボルダーのルール変更を発表しており、パリ五輪でも適用されたポイント制が導入される。これまでは課題の完登数の比重が高かったが、今後は完登で25ポイント、ゾーンで10ポイントとなり、完登0でもゾーン獲得数によっては合計ポイントで上回れる。戦略や勢力図に大きな影響を与える可能性があり、野中も「ルール変更が多く、ゾーンが大事になる」と警戒した。
会見には毛先を鮮やかなピンクに染めた姿で登場。「もはや全部の色をやり過ぎて、毎度(何色に染めるか)困っている」と話して笑いを誘った。最近は行きつけの美容院の担当者にカラーも任せており、今回も「鏡を見るまでどうなのか分からなかったので、ワーっとなった」と野中自身もビックリしたことを明かした。それでも「テンションは上がります」と話し、髪色同様にノリノリのテンションで25年初戦に挑む。