巨人ヘッドコーチなどを歴任した元木大介氏(53)が、自身のYouTube「元木大介チャンネル」を更新。日本のプロ野球を経由しないでアスレチックスとマイナー契約を結んだ桐朋・森井翔太郎投手(18)の挑戦を称えた。
元木氏は高校から直接MLBに挑戦するメリットに“アメリカンドリーム”を挙げた。
「(年俸など)金額が変わってくる」と指摘した。
森井がアスレチックスと結んだのはマイナー契約ながら契約金は日本出身のアマチュア選手史上最高額の151万500ドル(約2億3000万円)。
元木氏は「日本のドラフト1位でもそんな金額もらえない」と驚きを隠さなかった。
日本選手のメジャーでの成功で、日本の高校生年代もメジャー球団からの注目を集めている。
これまでも高校から直接MLBに挑戦する選手はいたが、日本のドラフトにはかからない場合が多かった。森井の場合は日本のプロ野球という選択肢もあった中で、マイナー契約を選んだ。
元木氏は森井のようなケースは「今後もっと増えると思う」と予測する。
人材を奪われることで日本球界の空洞化も懸念される。米球界の分厚い壁に夢を阻まれることもあるだろうが、「自分の野球人生なんで。僕は大賛成」と森井の挑戦を支持した。
そして「このニュースをいいニュースにして、後輩たちに道をつくってほしい」とエールを送った。