◇プロボクシングWBOアジア・パシフィック(AP)スーパーバンタム級タイトルマッチ 村田昴(帝拳)《12回戦》ジョセフ・アンボ(フィリピン)(2025年2月1日 東京・後楽園ホール)
元アマ全日本王者でWBO-AP王者・村田昴(すばる、28=帝拳)が31日、都内で初防衛戦の前日計量に臨み、リミットを100グラム下回る55・2キロで一発パス。「コンディションはバッチリ。防衛戦だからといって守る体勢になるつもりもないし、やることは変わらない。今まで通り自分のボクシングができれば」と自信満々に話した。
昨年10月、山崎海斗(六島)との無敗対決に9回TKO勝ちし、初のタイトル挑戦で新王者に輝いた。ここまで8戦全KO勝利とパーフェクトレコードを継続させており、「もちろん倒すところ見てもらいたい。パーフェクトレコードということで注目してもらっていると思うし、そこで倒さないわけにもいかない。もらわずに倒すところを見てもらいたい」と9連続KO勝利へ気合十分だ。前戦ではプロ初のダウンも喫したが「今までも守備メインの練習をやってきた。(前回から)多少は良くなっていると思う」と手応えも口にする。
日大時代の一学年先輩で、アマチュアボクシング21年世界選手権金メダリストの坪井智也(28)が先日、帝拳ジムからプロデビューすることを発表した。「プロの世界でも必ず活躍されると思う。切磋琢磨(せっさたくま)して頑張っていきたい。自分も負けていられない」と偉大な先輩との共闘を誓う。世界ランキングではWBA8位に位置する村田は「ここでしっかり勝って(ランキングを)上げていきたい。勝つことは当たり前。しっかり内容でも見せたい」と自らに言い聞かせた。