日本ラグビー協会は31日、男子15人制日本代表が日本国内で行う試合日程を発表し、7月に世界ランキング11位のウェールズと2試合、10月25日に同8位で27年W杯開催国のオーストラリアと東京・国立競技場で対戦することが決まった。
ウェールズとの対戦は16年11月に敵地で対戦して以来9年ぶり。エディー・ジョーンズ・ヘッドコーチ(HC)の第1期体制下の13年6月15日には、東京・秩父宮ラグビー場で23―8で初勝利を挙げ、15年W杯での飛躍へとつなげた。同年と同じく今回も2試合が組まれ、7月5日は福岡・ミクニワールドスタジアム北九州で、同12日はノエビアスタジアム神戸で対戦することになった。
またオーストラリアとは21年10月以来の対戦で、対戦成績は日本の6戦全敗となっている。同国は23年W杯でジョーンズHCが指揮を執り、10大会目で史上初の1次リーグ敗退を喫し、契約を破棄して辞任。その後に日本代表のヘッドコーチに復帰しており、両国にとっても因縁深い対戦となりそうだ。
日本代表は昨年、テストマッチで4勝7敗と負け越し。特に強豪国相手には50失点以上の大敗が続くなど、ジョーンズHC復帰1年目は嵐の船出となった。同HCにとっても2年目の今年は正念場となっており、ウェールズやオーストラリアなどの強豪相手に結果を求められることになる。
昨年はファイナルシリーズが日本開催だった8、9月のパシフィックネーションズ杯は、今年は米国で開催される予定。また11月には欧州遠征で2、3試合が組まれる予定となっている。
▽25年の日本代表の日本国内試合日程
6月28日 ※マオリ・オールブラックス戦(東京・秩父宮ラグビー場)
7月5日 ウェールズ戦(福岡・ミクニワールドスタジアム北九州)
7月12日 ウェールズ戦(兵庫・ノエビアスタジアム神戸)
8月30日 カナダ戦(宮城・ユアテックスタジアム仙台)
10月25日 オーストラリア戦(東京・国立競技場)
※は非テストマッチでキャップ対象外