俳優の田中要次（61）が31日、フジテレビ「ぽかぽか」（月～金曜前11・50）にゲストとして生出演。ブレークのきっかけとなった2001年放送の同局ドラマ「HERO」に出演した際のエピソードを語った。
俳優の木村拓哉が主演した人気ドラマに、田中は寡黙なバーテンダー役として出演。来店した木村演じる型破りな検事がする場違いな注文にも全て「あるよ」と答え、このたった3文字の短いセリフで一躍ブレークした。
共演した木村について、田中は「衝撃的だった」と振り返った。「セットの外にある、みんなが集まる前室があるじゃないですか。常に彼はそこにいたような気がします。（控え室に戻るのは）あまり見なかった。いつ台本を見ているんだろうと思っていたんですよ。僕ですら“あるよ”を見ているのに」と共演者を笑わせた。演技も完璧だったそうで「セリフもナチュラルだったのでアドリブでやっていると思ったんですけど、放送で台本を見たらちゃんとやってるわって」と驚きを口にした。
撮影中に1度、松たか子、監督を交えた4人でランチを食べに行く機会があった。「外に食べに行こうって誘ってくれて。外に食べに行くんだと思った。ついていったらすれ違った人がみんなUターンして戻ってくるんですよ。近くのカレー屋さんに入ったら窓ガラスがああいう（観覧者がガラス越しに見ている）感じ。通行人の方たちがたまっちゃった」と明かした。