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古市憲寿氏 記事訂正に関する文春の対応に私見「報道責任を果たさないとフェアじゃない」

スポニチアネックス 2025年1月31日 17時20分

 社会学者の古市憲寿氏が31日、カンテレ「旬感LIVE とれたてっ!」(月~金曜後1・50)に出演し、中居正広氏の女性トラブルを最初に報じた週刊文春が、それに端を発して行われたフジテレビの会見後に記事の訂正を行ったことについて「ちゃんと報道責任を果たさないのはフェアじゃない」として、会見もしくは丁寧な説明をするように求めた。

 昨年末の第一報で、中居氏と女性(文春記事ではX子さん)の食事は社員AがX子さんを誘ったという内容について、訂正を加えた週刊文春。古市氏は「あまりにも説明が足りない」と、文春の訂正コメントについて語った。「第一報では社員Aさんが誘ったというのはX子さんの知人の証言で、ということになっていた。X子さんの知人という方が記憶違いをしたのか、それとも週刊誌がよく使う手法ですが、X子さんの知人という存在がそもそもいなかったのか。何がどう間違ったからこうなった、という説明をしてもらわないと、また同じ間違いを起こして日本中を混乱させるのですか、ということになりかねない」と厳しく指摘した。

 週刊誌報道について、古市氏は「これまではしれっと修正することは当たり前だったし、週刊文春も裁判で何度も負けているし、ある種誤報とか修正、訂正ということは日常的にあった」と考えている。しかし「昔は週刊誌だからそれでもいいよね、というのもあったんでしょうけど、もはやこんな風に日本を巻き込むような力を厳然として週刊文春が持ってしまうようになったわけです。そうなった以上、その責任というものがある」と指摘した。

 そのうえで「ただ面白おかしく、ウソを交えて、週刊誌として報じても良かった時代は終わった」と持論を述べるとともに「週刊文春も他人にコンプライアンスを求めてきたわけじゃないですか。不倫を報道してみたりとか。そういうこともあるので、ちゃんと報道責任を果たさないとフェアじゃないのかなと思う」と、報道を盾にする時代は終わったという自身の考えを示した。

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