お笑いコンビ「パンクブーブー」の佐藤哲夫(48)が31日、ニッポン放送「中川家ザ・ラジオショー」(金曜後1・00)に出演。若手芸人について語った。
吉本興業のお笑い養成所「NSC」で講師を務めている佐藤。それについて、ーソナリティーの「中川家」礼二から「今、芸人でやってるのって誰?」と聞かれる一幕があった。
「今は、『笑い飯』の哲夫くんと『NON STYLE』の石田、あと『囲碁将棋』の文田とかも」と回答。「1回のネタ見せで7、8組。だいたい2時間半くらい月4回」の授業を受け持っていると語った。
「中川家」剛から「どういう傾向なの?」と受講生に対する質問が飛ぶと「上手ですね。僕らが若手で入ったときみたいに、めちゃくちゃなやつとかそういうのが全然いなくて」と絶賛。「生まれたときからYouTubeでネタを見てなので、全国各地の人がネタを見たことあるんです。僕らが子供の時なんて『ひょうきん族』と『8時だョ!全員集合』しかなかったんで。漫才というのを見たことがあまりなかった」と自身らの時代とは環境が違うと振り返った。
「賞レースとかも子供の時に見てるんで、賞レース用の戦い方みたいなのをもうやってきてるんですよ」と驚き。講師として教えることは「難しい」とした上で「センス的なモノってそもそもどうしようもないんで、僕らとしてはどうやったらお客さんに伝わりやすいかとか、もう少しフリがないとお客さん意味わかんないよとか、そういうところを注意する」のだと明かした。
「あんまりむちゃくちゃなとか人もいないんで」と話す一方で「僕らの頃にいたような、尖ったやつもいないんです」と少し寂しげ。「言い返さないですね。みんなメモとかしっかり取って…自分で講師しながら“お笑いってこんなんなのかな?”って。ちょっと違うような」と本音を漏らしていた。