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落合博満氏 日米での殿堂入りはイチロー氏が最初で最後?「あの大谷でもできないかも」

スポニチアネックス 2025年1月31日 20時7分

 現役時代に3冠王を3度獲得し、監督としては中日を4度のリーグ優勝に導いた落合博満氏(71)が31日、自身のYouTube「落合博満のオレ流チャンネル」を更新。今月日米で野球殿堂入りを果たしたイチロー氏(51=マリナーズ会長付特別補佐兼インストラクター)について語った。

 イチロー氏のどの活躍が印象に残っているかを問われると「10年連続200本安打を打ったっていうのが1番だろうと思う」と話した。イチロー氏はメジャー1年目の2001年から10年連続200安打をマーク。「その後は確か打ってないはずなんだわ。それがメジャーの記録であってね。(2004年はメジャーのシーズン最多)262本か。その時点で野球殿堂には入るだろうと言われていたんだから、入って当然なんだろうと思う。日本と同じ年にメジャーも野球殿堂に入るとは思っていなかった」とも指摘した。

 イチロー氏がメジャーの野球が変わってきたと話していたことにも言及。「いろんな数字の出し方があってね。優勝に貢献するとかっていう何か項目があるみたい。そうすると、ホームランを打ったり、打点を挙げたりっていう選手の方の点数が多い」と話した。「イチローは一番バッターでしょ。どっちかっていうと出塁率っていうのはそんなに高くはないはずなんだわ。ヒットの数よりはね。そういう意味で評価が二分されたっていうのもあるんだけども、その中でも3000本打った選手はほとんど野球殿堂に入ってるんでね。(メジャー通算4256安打の)ピート・ローズが日本で打った安打数を足すとピート・ローズよりも多い。それはピート・ローズはずっと認めていなかったけどね。メジャーで19年、日本で9年。28年間、大したもんですよ」と称えた。

 日米での野球殿堂入りについては「あの大谷(翔平)でもできないかもわかんない」と指摘。大谷の場合は「日本での実績が少ない」とし「投票する人がどういう風に考えるか。アメリカではおそらく殿堂に入ると思う。でも、日本ではどうなのかな。だから、最初で最後の可能性が非常に高いような気はする」と私見を述べた。

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