俳優の菅田将暉(31)が31日、都内で主演映画「サンセット・サンライズ」(監督岸善幸)の公開御礼舞台あいさつに出席した。
同作はコロナ禍で、三陸地方におためし移住した主人公が地元の人と親交を深めていくエンタメ作品。菅田は「登場キャラクターがわがままで、協調性ゼロの人間しかいないんです」と映画を分析した。
イベントでは観客からの質問にも答えた。本作ではハモニカ焼き、あざらなど東北三陸地方の海産物を使った料理がふんだんに登場する。4回見たお酒好きの女性からは、おすすめの食べ合わせについて質問が飛んだ。
菅田と岸監督は「焼きカゼ」を選び、「アワビのような殻にウニを詰めて1回冷凍して、食べながら解凍していくのを日本酒と合わせながら食べる。舌の上でとろけて広がる」と解説した。その食事シーンは本編でカットされているといい、DVDでの特典として収録を熱望した。他にも気仙沼の焼き肉店「さうす」など魚介類以外の三陸のおすすめを発表。「そこのビビンバがおいしかった。最後にわかめスープを入れて、おこげに仕上げてくれる」とグルメに思いを寄せた。
作中では菅田が頭をぶつけ、家の壁に穴が空くシーンがある。岸監督は「あとの演出を考えて緻密に計算して穴を空けている。アクション部の方と殺陣を作って穴を空けた」と意外な舞台裏を明かした。