体操のパリ五輪で団体、個人総合、種目別鉄棒の3冠に輝いた岡慎之助(21=徳洲会)が31日、都内で行われたホワイトベア・スポーツ賞の表彰式に出席し、「3年後のロス五輪では、パリを超える4冠を達成したい」と宣言した。
現在は大会が本格化する4月に向けて調整を重ね、同時に10月の世界選手権(インドネシア)や28年ロス五輪に向けて新たな取り組みも行っている。着手している新技の一つが、あん馬のD難度の「ショーン」だ。「僕は開脚系が多い。何個までと決まっているので、違う技をやらないと」。完成度も上がっており、技のバリエーションを増やすことで、底上げを図る狙い。同五輪でレスリング女子53キロ級金メダルの藤波朱理(日体大)とともに受賞し「同年代の活躍を見て自分も頑張れる」と刺激を受けた。日本体操界のエースはさらなる高みを目指す。