◇テニス・男子国別対抗戦デビス杯ファイナル予選1回戦第1日(2025年1月31日 兵庫・ブルボンビーンズドーム)
日本は英国と対戦し、1勝1敗で初日を終えた。第1試合のシングルスで西岡良仁(ミキハウス)が先勝も、第2試合のシングルスで錦織圭(ユニクロ)が敗戦。大会は3戦先勝方式で行われ、9月の同2回戦進出を懸け、1日の最終日に最大3試合が行われる。
前日会見では「準備はしっかりできている」と話した錦織だが、この日はサーブの不調が歴然で、立て直せないままストレート負け。「サーブが入らず苦戦した。リズムをつくれず、それが結構大きな原因だと思う」と首をひねった。全豪オープン後の調整練習でも、実は調子が悪かったといい、「その不安が出た」と吐露。最終日は2回戦進出を懸けた第5試合で出番を待つだけに、「ファーストがある程度入らないと、これから課題になる」と語気を強めた。
≪エース西岡が圧倒≫世界ランキング67位のエース西岡が経験の違いを見せつけた。第1セットは先にブレークされるなど出だしは苦戦も、「劣勢になる瞬間がだんだん減った」と主導権を握り返して7―5で先取。第2セットは第1ゲームから5連取するなど同129位の相手を圧倒し、「後半はどうしたら勝てるか分かった。相手は硬くなった。そこが経験の差」と胸を張った。最終日は錦織を破ったファーンリーと対戦。「思ったよりもサーブがいい」と警戒した。