ブラジル1部サントスは1月31日(日本時間2月1日)、同国代表FWネイマール(32)の入団を正式発表した。13年以来12年ぶりの古巣復帰となる。地元メディアは6月末までの5カ月契約を結んだと報じた。
AP通信によると、サンパウロ郊外の本拠「ビラ・ベルミーロ」で開かれた“復帰セレモニー”は約3時間繰り広げられ、雨の中、約2万人の地元ファンが集結した。ネイマールはサウジアラビアからプライベートジェットとヘリコプターを乗り継いで現地入りし、セレモニー前にクラブ施設を訪問。大型スクリーンに「王子が帰ってきた」と映し出されたスタジアムに姿を見せると大歓声が起き、ネイマールは「とても幸せだ。ここで素晴らしい時間を過ごした。まだこれからだ」とあいさつした。
ネイマールは17歳のときにサントスでプロキャリアをスタート。バルセロナからパリSGを経て、23年夏に移籍金9000万ユーロ(当時約100億円)でサウジアラビアのアルヒラルへ移籍したが、膝のケガなどでわずか7試合の出場にとどまった。
30日には自身の公式Xでサントス復帰を表明していた。サントスは31日にクラブ公式Xへ「王子の帰還」と題した動画を投稿。ネイマールは「キング・ペレよ、おおせのままに従います。王位と王冠は依然としてあなたのものです。なぜなら、あなたは永遠だからです」とクラブOBのペレ氏の名を出してコメントし、「10番という神聖なユニホームを着ることは名誉なことです。キング、あなたの遺産の名誉のために今後も全力を尽くすことをお約束します」と活躍を誓った。