◇米女子ゴルフツアー ヒルトングランドバケーションズ・チャンピオンズ第2日(2025年1月31日 フロリダ州 レークノナC=6624ヤード、パー72)
今季から米ツアーに本格参戦した昨季日本ツアー年間女王の竹田麗央(21=ヤマエグループHD)は4位から出て1イーグル、3バーディー、1ボギーの68をマークし、通算6アンダーの3位に浮上した。首位とは4打差。
インから出て序盤はチャンスにパットが決まらずパーを並べた。15番で2・5メートルを沈めてバーディーを先行させた。グリーンを外した17番はアプローチで1・5メートルに寄せてパーセーブ。18番で2メートルのチャンスを逃したものの1アンダーで折り返した。
後半出だしの1番で3パットを喫した。しかし2番パー5で自慢の飛距離を生かす。残り245ヤードから3Wで2オンに成功。2メートルのイーグルパットを沈めた。
流れを変えたホールを振り返り「1番は自分のミスのボギーだったので、バーディーを取りたいなと思った。イーグルチャンスが近かったので、いいイーグルだった」と胸を張った。
7番では3メートルにつけて伸ばし、最終9番パー5では第2打をグリーン手前に運び、アプローチを1メートルに寄せてバーディーで締めくくった。
2日目も平均飛距離259ヤードで米ツアーでも見劣りしないパワーを発揮した。前日はティーショットが乱れる場面もあったが、この日は14ホール中11ホールでフェアウエーを捉えた。18ホール中14ホールでパーオンするなどアイアンの精度も光った。
竹田は「距離はそんなに苦労なく回れている。芝の違いで距離が合わないところがあるので、そこに早く慣れれば」と手応えをにじませた。
36ホールを終え首位と4打差の3位。昨年11月のTOTOジャパン・クラシック以来の米ツアー2勝目も狙える好位置で折り返す。「4打差なので、半分ぐらいの2打差ぐらいに自分もついていけるように頑張りたい」と週末を見据えた。
大会は過去2季のツアー優勝者32人が参加し、予選落ちなしで4日間争う。