テニス四大大会の女子ダブルスで通算21勝を挙げ、国際殿堂入りしたパム・シュライバーさん(62=米国)の手元に、盗難被害にあった数々のトロフィーが戻ってきたと、AP通信が1月31日に報じた。
シュライバーさんはロサンゼルスの山火事により自宅から車で避難。自宅は無事だったが、1月16日に滞在していたホテルの外に停めてあった車が盗まれ、積んでいた四大大会のトロフィー10個以上や家族写真など私物も失っていた。
シュライバーさんによると、約10日後にホテルの外にトロフィーの入った箱が置かれていたと連絡があり、警察による指紋採取などを経て手元に戻ってきたという。盗難にあった車はまだ見つかっていない。
シュライバーさんは「トロフィーは車の後部に埋もれていました。窓からのぞいても見えませんでした。車を盗んだ人たちにとって、トロフィーは価値がなかったのだと思います」と推測。電話インタビューで「トロフィーと話せたらいいのに。どこへ行っていたのかって」と話した。