カーリングの日本選手権は2日から神奈川・横浜BUNTAIで開催される。1日は横浜市役所で男女スキップ合同公式会見が行われた。初の首都圏開催、初のアリーナ開催で注目度が高まる中、女子で2連覇を目指すSC軽井沢クラブの上野美優(23)は「横浜開催でワクワクしているが、慣れないところもある。チームで補いながらまずはチーム、自分に集中することが大事。自分に集中したい」と抱負を語った。
1年前の前回大会で初優勝を飾った。日本代表として出場した昨年3月の世界選手権では、空調や観客の出入りなどでコンディションが変化しやすいアリーナアイスに対応できず、11位と悔しい結果に終わった。しかしシーズンが変わった昨年11月のパンコンチネンタル選手権ではアリーナアイスを克服し、4位の好成績を残し進化を証明した。
上野はこの1年を「カーリングの楽しさだけでなく、難しさや奥深さを改めて知るシーズンになった。今シーズンは自分たちの弱さに直面し、課題を改善するために日々練習に取り組んできた」と振り返った。
前回大会優勝と世界選手権出場で、24年ミラノ・コルティナ五輪日本代表決戦戦の出場権は手中にしており優位な立場で日本選手権2連覇を目指す。
上野は「たくさんの方にカーリングを生で見てもらえる素晴らしい機会。私たちが楽しんでいる姿、試行錯誤して悩んでいる姿をいろんな方に見てもらい、カーリングは楽しいんだな、奥深いんだなというところを伝えたい。カーリングにもチームにも自分にも向き合う1週間にしたい」と語気を強めた。