元世界2階級制覇王者で、KWORLD3ジムの亀田大毅会長(36)が、自身の公式YouTube「亀田大毅」を更新。今年末にもWBO世界バンタム級王者・武居由樹(大橋)とWBOアジアパシフィック(AP)バンタム級王者・那須川天心(帝拳)の元キック世界王者対決が実現すると予想した。
ただ、前提にあるのは天心が2月24日に東京・有明アリーナで行われる元WBO世界同級王者ジェーソン・モロニー(オーストラリア)とのノンタイトルマットに勝利することだ。
亀田氏はモロニー戦を「元世界王者。いきなりここに行くかっていう凄いマッチメーク。さすが帝拳さん」と指摘した。
そして、「ここ(モロニー戦)を突破したら、もう、いつでも(世界戦)行きますからね」と試金石になると説明した。
亀田氏はモロニーはサウスポーが苦手と解説。ベルトを失った昨年5月の防衛戦もサウスポーの武居相手に攻めあぐね、判定で敗れた。
ただ、12ラウンドに遅ればせながら対応し始め、武居をダウン寸前まで追い込んだ。
天心もサウスポーであることを踏まえ、亀田氏は「モロニー選手のサウスポー対策次第。僅差の判定になるのは間違いない」と指摘した。
10回戦であることから天心が距離を取って主導権を握って1~3ラウンドを取れば「天心選手の判定勝ち」と予想した。
逆にスロースターターのモロニーに序盤のラウンドでポイントを奪われると苦しい展開になると解説した。
ただ、亀田氏は「天心選手が勝つ」と断言。「今年の年末に武居選手とビッグマッチをやってほしい」とボクシング界の盛り上がりに期待した。