◇テニス男子国別対抗戦デビス杯ファイナル予選1回戦 日本―英国(2025年2月1日 兵庫・ブルボンビーンズドーム)
第4試合はシングルスが行われ、日本は世界ランキング67位の西岡良仁(ユニクロ)が英国のジェーコブ・ファーンリーに6―4、7―6で勝ち、対戦成績を2勝2敗のタイに戻した。9月のファイナル予選2回戦進出を懸けた第5試合には、錦織圭(ユニクロ)が登場する。
前日には錦織をストレートで破り勢いに乗っていたファーンリーだが、エース西岡には関係なかった。第1セットは第6ゲームをブレーク。早目の勝負で圧倒し、サーブのいい相手に主導権を握らせなかった。第2セットはタイブレークにもつれ込んだが、スタートから7ポイント連取で相手に何もさせなかった。
1勝2敗と後のない状況で出番が回り、見事に日本を救った西岡は「本当にめちゃめちゃ安心しました。正直言うと」とホッと一息。試合中はガッツポーズや握りこぶしと大きなアクションで自らを鼓舞し続け、「ツアーで生き残ってきていることに自信を持って臨んだのが今日も良かった」と話した。
運命の第5試合は元世界ランキング4位の錦織が登場。2日連続チケット完売で満員となったスタンドのファンに向けて、「最後、試合がある。ここが正念場です。神(錦織)が降臨するので、めちゃくちゃ応援してください。めちゃくちゃ応援してください、めちゃくちゃ応援してください!」とあおり立てた。