ソフトバンクの筑後ファーム施設では若手中心のC組とリハビリ組がキャンプイン。臨時コーチとして招へいされたともにOBで通算145発のフリオ・ズレータ氏(49)と通算43勝のリック・バンデンハーク氏(39)が指導にあたった。
ズレータ氏は育成4年目のシモンと育成2年目のアルモンテにメンタル面の大切さを説いた。「野球はメンタルゲーム。メンタルが強くないといい成績を残せない。彼らは若い。その大切さを分かってくれれば、彼らの活躍につながる」と語った。
具体的には10打席あれば「3安打出ればいいのが野球。7回は失敗している。バッターボックスに行くときから“俺は7回は失敗する”と受け入れる準備をして打席に入る」と経験を交えて助言を送った。
シモンとアルモンテはしっかり目を見て話を聞き、質問してくれたという。「良くなっていく方法。印象に残った」と姿勢を評価していた。
報道陣のリクエストに応えて現役時代の本塁打後のパフォーマンス「パナマウンガー!よかろうもん!」も披露したズレータ氏。ファーム施設では今月9日まで指導。11日から宮崎で指導する。