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元TBSアナ・小島慶子 中居氏&フジ問題に言及、ルッキズム重視「業界の思い込みをすぐに捨ててほしい」

スポニチアネックス 2025年2月1日 18時59分

 元TBSアナウンサーでタレント、エッセイストの小島慶子(52)が1日放送のTBS「報道特集」(土曜夜5・30)にVTR出演。中居正広氏(52)の女性トラブルを巡る一連の問題を受け、メディア業界での女性の扱われ方について語った。

 番組内ではテレビ局が長い間、水泳大会など女性をコンテンツとして扱ってきた側面があることを指摘。小島はテレビ出演の男女の比率の数字を見て、10代、20代は女性が男性に比べて圧倒的に多いが、30代からは急に男性が多くなることについて解説した。

 「10代、20代の女性たちがどんな仕事をしているのかを見てみると、アナウンサー、キャスター、モデル、タレント」といい、「若くて見た目の整った女性しか画面に映す価値はないという、非常に強固なこの業界の思い込みをすぐに捨ててほしい」とルッキズム重視の業界の見直しを訴えた。

 男社会の業界の特長を挙げ、「どんなむちゃなことも、どんな非常識なことも、平気でやってのける男だけが良き働き手とされていて、女性がそういう現場で働かざるを得ない状況が長く続いてきたというのが、この業界における女性の扱い、さまざまな被害を生む温床になっている」と分析。「その中でハラスメントの被害に遭っても声を上げられずにきたとか、あるいは仕事っていうのはこういうものなんだと自分に言い聞かせて、心身を痛めつけられながら働いてきた人がたくさんいると思う」と長年、声を上げられなかった背景を語った。

 人権意識についても言及。メディアは同問題を報じていく立場にあるにも関わらず、「そこで働いている人たちの人権が本当に守られているのか、それをないがしろにした人たちが世の中で起きていることについて、ここで人権問題が起きてるということは(追及)できないですから、その足元から本気で取り組むということが足りてない」と指摘した。

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