ヤクルトに今季から新加入した前マーリンズのマイク・バウマン投手(29)と前ロッキーズのピーター・ランバート投手(27)が1日、沖縄・浦添でのキャンプ初日からブルペン入りした。投手陣では一番乗りでそろって投球練習を行い、仕上がりの早さと新天地に懸ける思いをアピールした。
米国は日本に比べてキャンプインが遅く、初来日の助っ人投手が初日からブルペン入りするのは異例だ。最速159キロの速球を武器とする守護神候補のバウマンは「キャンプはシーズンに向けて精神的にも肉体的にも100%の状態に持っていけるように準備する期間。そういった意味ではあまり(米国とは)違いを感じなかった」と感想。例年、キャンプの1週目からブルペンで投球練習を行っていたそうで、例年通りの調整ペースであることを強調した。
MLBとNPBの公式球の違いについては「NPB球の方がグリップ力、ちゃんと握れている感触があった。少し小さく感じて、自分は日本のボールの方が投げやすい」と好印象を口にした。
先発候補のランバートもテンポよく球を投げ込み、充実したキャンプ初日となった。真後ろから2人の投球を見守った高津監督は「映像で見るより、近くで後ろで見る方が迫力はある。数値もいろいろ見ましたけど、“おっ”と思う数値もあった」と目を細めていた。