TBSの山本恵里伽アナウンサー(31)が1日、キャスターを務める「報道特集」(土曜夜5・30)に出演。中居正広氏(52)の女性トラブルを巡る一連の問題を受け、メディア業界で働く女性への取材。自身の思いを吐露する場面があった。
番組内では、メディアでの女性の扱われ方を取り上げ、業界で働く女性の声を取材した。そして、騒動の一因についてテレビ局の体質を指摘。山本アナも「そうですよね」とうなずき、「私は今回、女性記者3人にお話をうかがいましたけれども、新聞社のお二人がテレビ局は特にルッキズムの価値観が強いとおっしゃっていたんですね」と口にした。
「確かに私自身、見た目について言及されること多々あります」と現状を語り、「若手の頃はそういったことに対して強い拒否感と違和感を覚えていた」と若手時代を振り返った。その上で、「だけれども入社して10年近くたった今は、正直、何も感じなくなってしまっている自分に気が付いたんです。もしかすると、私もそういった価値観を醸成する一人になっているかもしれないと、今回の取材で感じました」と自身の変化について言及した。
また、業界で働く女性のイメージについても触れ、「一連の報道でテレビ局で働く女性に対するイメージが明らかに悪くなっていると思います。でも、それが全てではないですし、そういった目を向けられることに傷ついてる人たちがいるんだよということを皆さんには知っていただきたいと強く感じます」と訴えた。