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松本流星 最強挑戦者・岡田真虎に圧巻の4回KO勝ちで初防衛 「もっと上の舞台に」

スポニチアネックス 2025年2月1日 20時59分

 ◇プロボクシング日本ミニマム級タイトルマッチ10回戦 松本流星(帝拳)《4回1分22秒KO》岡田真虎(JB SPORTS)(2025年2月1日 東京・後楽園ホール)

 日本ミニマム級王者の松本流星(26=帝拳)が挑戦者で同級1位・岡田真虎(JB SPORTS)を4回KOで下し、初防衛戦に成功した。

 最強挑戦者相手に格の違いを見せつけた。初回、いきなり強烈なワンツーでダウンを奪うと、2回には右フックでぐらつかせ、4回に左ストレートで2度目のダウンを奪取。カウント途中で相手陣営からの棄権により、そのままKO撃破となった。プロ初の左構え相手にも圧巻の試合運びを見せ「チャンピオンカーニバルという、子どもの時から見ていた舞台に立てて感慨深かった。岡田選手は強い選手だったが、過去の自分を超えたい一心でやった」と笑顔。昨年9月に奪取した、初タイトルの防衛に成功した。

 完勝で大先輩の誕生日を祝った。この日は同門で、元IBF世界スーパーフェザー級王者・尾川堅一の37歳の誕生日。「尾川さん誕生日おめでとうございます。世界に返り咲くところが見たいです」とエールを送ると、「明日(2日)は(岩田)翔吉さんの誕生日。(2人を)お祝いしたかったのでよかった」と白い歯を見せた。

 24日には前日本同級王者・高田勇仁(ライオンズ)が小林豪己(真正)との世界ランカー対決に判定勝ちし、アジア王座を奪取した。松本は「ミニマム級は日本でも強い選手がいっぱいいる。その中に食い込んで、世界の舞台に行けるように頑張りたい」と争いを勝ち抜く覚悟をにじませ「25年は(本田)会長が決めてくれた試合に勝つこと。もっと上の舞台に行けるように頑張りたい」と高みを見据えた。

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