先発ローテーション入りが期待される阪神の新外国人右腕・デュプランティエ(前ブルワーズ傘下3A)が、初日から志願のブルペン入り。背番号と同じ20球を投げ込んだ。
明確な意図があって、ブルペンに入った。「初日の自分の体の感覚や感触を確かめたかったし、もし自分が選手じゃなくてコーチの立場で新しい選手が来た時に、早く見たいはず。健康な自分でこれだけ準備できているんだよ、とアピールしたいと思った」。首脳陣の思いも理解する優等生発言で虎の仲間入りをした。
見守った藤川監督とは投球後に笑顔で握手。「初日が無事に終わって、何も問題なかったので監督から“おめでとう”と言われた」と表情を崩した。指揮官と同様に「姿勢」を重んじる助っ人が、実戦デビューに向けてピッチを上げる。