Infoseek 楽天

ソフトバンク・山川 春季キャンプは10時間トレ「とにかくダラダラと長くやること」出続ける体力づくりを

スポニチアネックス 2025年2月2日 5時2分

 昨季2冠王のソフトバンク・山川が異彩を放つ「10時間トレ」でキャンプをスタートさせた。

 宮崎キャンプの初日はあいにくの雨。A組(1軍)が午前、B組(2軍)が午後に室内練習場を使用する「時差練習」となったが…。「キャンプの僕のテーマは、とにかくダラダラと長くやること」。15日まで調整が一任されているS組の山川は朝から夕方まで球場で過ごした。

 午前7時半にチーム本隊より早く球場に到着してアーリーワークを開始。トータル3時間にも及ぶノックを中心に体を動かした。A組のメニュー終了後に合流した愛弟子・リチャードとラストの打撃練習を終えたのは午後5時半。しっかりと休憩を挟みながら長時間の練習を終えた。

 狙いは「出続ける体力」をつくり上げること。野球は“間”のスポーツと言われるようにインプレーの時間自体は少ないが、試合は長く、何より143試合は過酷な長丁場。万全の状態でプレーできるのはむしろ少ない。

 「練習をだらっと長くして体を慣らしたい。どうやっても足が上がらない時もあるけど、その状態の中でも休むわけにはいかない。今日も立ち続けて腰が痛いですけど、その中でやるのが実はいい練習だと思ってます」

 球界でも練習などの効率化が進んでいるがタフな“山川スタイル”にブレはない。昨季同様に疲れが出てくる終盤戦にもアーチを量産してチームを頂点に導く。(木下 大一)

この記事の関連ニュース