ドジャースの大谷翔平投手(30)が1日(日本時間2日)、ドジャースタジアムでファン感謝イベント「ドジャーフェスタ2025」に参加した。
今年は球場内が改修工事中のため、球場敷地内の駐車場で開催。大谷は昨年に続いて2年連続での参加で、初参加となった山本由伸(26)や、ベッツ、フリーマンらとともにファンの注目を集めた。
インタビューのコーナーではいきなり真美子夫人(28)が第1子を妊娠したことについての感想を求められ「初めてなので緊張と楽しみが両方ありますが、無事に生まれてきてくれれば、それだけで十分かなと思います」と返答。続けざまデコピンと第1子について振られると「彼(デコピン)も元気にしているので、一緒に(第1子の)面倒をみてくれたらな、と思っています」と穏やかな笑顔で答えた。
また、今オフの過ごし方については「オフシーズンは(左肩の)手術があったので、まずはリハビリがメインだったので、本当にこれまでの7年間で一番忙しいオフシーズンだったかな。ワールドシリーズに勝って、あまり時間がなかったっていうのもありますし、本当に終わってすぐ今日ここにいるっている感じかなとは思っています」とバタバタだったオフ期間を振り返った。
また、自主トレの進み具合については「今日、今ちょうどトレーニングやって帰ってきて、ここに今すぐ来てるっていう感じ。一週間のうち5日、6日はしっかりトレーニングしながら、スイングもやってますし、今バッティングも始まって強く振っているところなので、いい状態でスプリングトレーニングに入れれば、開幕からしっかり行けるんじゃないかなと思っています」と順調に調整が進んでいることをうかがわせた。
イベント内でデーブ・ロバーツ監督も報道陣に対応。大谷の投手復帰の時期は5月頃かと問われると「そのくらいだと思う」と話す一方で「もっと早いかもしれない」とも話した。また「既に言った通り、日本では登板しない。スプリングトレーニングが始まり、投球プログラムの様子を見て、そこから判断する」と説明した。
今オフに左肩の手術を受け、右肘とともに2つのリハビリを並行して行う影響について問われると「肩の上唇には張りがあるかもしれない。ただ、(故障箇所は)肩の後ろ側だ。打者にとって難しいのは肩の前側を手術したときだ。左打者の翔平にとって肩の後ろ側のケガへの懸念はより小さくなる。彼は一生懸命練習し、力強い。投球プログラムも影響されておらず、(復帰の)過程にいる。最近、スイングするビデオを見たが、数カ月前に手術をした後だとは思わないはずだ」と順調にリハビリが進んでいることを強調していた。
ドジャースのブランドン・ゴームズGMは米メディアの取材に対し、大谷はマイナーでリハビリ登板を行わずにDHとして試合に出場を続ける意向を示している。公式戦での実戦復帰に向けては、開幕後もチームに同行しながら調整を続けていくことになりそうだ。