元大阪市長で弁護士の橋下徹氏(55)が2日、フジテレビ「日曜報道 THE PRIME」(日曜前7・30)に出演。芸能界を引退した元タレント・中居正広氏(52)の女性問題を巡る報道で、週刊文春がフジテレビ社員A氏の関与についての記事内容を一部訂正したことについて言及した。
週刊文春電子版は1月28日、中居氏を巡る報道の一部内容を訂正。昨年12月25日に配信、同26日発売の週刊文春に掲載された記事について「事件当日の会食について『X子さんはフジ編成幹部A氏に誘われた』としていましたが、その後『X子さんは中居に誘われた』『A氏がセッティングしている会の“延長”と認識していた』ということがわかりました」とわびた。
編集部によると、フジ問題をテーマにした元大阪府知事の橋下徹氏のインタビューを電子版に1月27日に掲載。同誌の記事について橋下氏が「しれっと誤りを上書きしていた」と批判したことがきっかけで訂正した。同誌の竹田聖編集長は「指摘を真摯(しんし)に受け止めた」と説明。フジの記者会見のタイミングとは無関係と話している。
橋下氏は「週刊文春は、僕の記事が変わったといういろんなメディアでの発言を聞いて、僕にインタビューの申し入れをしてきて、僕がさんざん文春に対しての文句を言ったのをそのまま記事化したというところでは、報道機関としてしっかりやったなと思います」としたうえで、「文春は、権力者が今、1番恐れている存在であることは間違いない。僕は嫌いですけど、僕もやられたから嫌いだけれども、でも社会の中での役割がある。であるがゆえに、僕はそれだけの存在感があるんだから、訂正するんだったら核心的な部分の訂正だからもっと早く」と指摘。「気付いたのは1月6日だと文春は言っています。であれば、1月中旬までに。僕も言い出したのは1月20日くらい。それくらいに言っておけば、ちょっとフジテレビの10時間会見、雰囲気が変わったと思うんですよ」と自身の見解を述べた。