◇別府大分毎日マラソン(2025年2月2日 うみたまご前~ジェイリーススタジアムの42・195キロ)
今年9月に東京で開催される世界選手権の代表選考会を兼ねて行われた。
今年の箱根駅伝で山上り5区で区間新記録をマークして青学大の連覇に貢献した若林宏樹(4年)が、ラストランに臨んだ。
36キロ手前の上りでキプチュンバが仕掛けると、若林が反応。日本人トップに立って終盤を迎え、2時間6分7秒の初マラソン日本最高&学生新記録で日本人トップの2位に入った。
大学卒業後は日本生命に入社し、競技の第一線からは離れる。テレビ解説の瀬古利彦氏が「辞めてる場合じゃなくなっちゃう」と言えば、青学大の原監督は「それはそれとして…」と言葉を濁すシーンもあった。
レース後は瀬古氏から「ホントに終わるの?」と問われた若林は「ホントに終わります」と応じ、引退撤回はしなかった。