俳優のムロツヨシ(49)が1日に放送された日本テレビ「千鳥かまいたちアワー」(土曜後11・30)に出演。役者を目指す若者に自身の経験談を語った。
番組では20歳を迎える若者の悩みに超える企画を実施。役者を目指しているという男性から、大学卒業後は就職し、役作りのためにも社会人経験を積むべきか訪ねられる一幕があった。
「もちろんいろんな役がある。すぐに弁護士さんにもなれないし、天才外科医にもなれないけど、役が来たときにそのフリはしなくちゃいけないから、全部やらなくちゃいけないという風には思わない」と語り「僕はいろんなバイトをやって、いろんな人に会いました。人を見る機会はバイトでは多かった。やって良かったなと思います」と明かした。
役者に憧れ、東京理化大学を入学後3週間で中退した過去を持つムロは「テレビカメラの前でこんなこと言うの恥ずかしいんですけど…悩んでる時間が一番重要なんですよ。就職した方がいいのか、しないで一本でやるのか考える時間」と熱弁し、「東京理化大学の目の前にあるファストフード店で、学校行くフリして毎日考えてた」と回顧。自問自答していく中で「自分が言った“(俳優を)辞めないでください、だったらやっていいですよ”って。もう1人の自分が“わかりました、絶対辞めないです”って」と答えを出したのだと振り返った。
「意地というモノができて…意地だけでは37歳まで食べられなかったけど、20歳の時の約束があるからそれは続けた」と締めくくった。