元西武の松坂大輔氏(44=スポニチ本紙評論家)が2日、自身がキャスターを務めるテレビ朝日系「報道ステーション」の取材で宮崎県日南市の広島キャンプを訪問した。
ランチ特打では、22年ドラフト1位で3年目の斉藤優汰投手(20)、23年ドラフト1位の2年目・常広羽也斗投手(23)が打撃投手として登板。
松坂氏は捕手の後ろから、新井貴浩監督と並んで2人の投球に熱視線を送った。
新井監督、黒田博樹球団アドバイザーがそろって「今年はやってもらわなきゃ困る」と言っていたというのが常広。即戦力として期待されながら、昨季は1勝に終わった。
松坂氏は「ゆったりした、力感のない非常にリラックスしたフォーム。楽天の岸投手のようなイメージですね」。そのフォームから投げ出される直球は「ボールの軌道が、非常に打者が差し込まれやすい。分かっていても捉えるのは難しそうな直球に見えました」と評した。
身長1メートル89の斉藤については「去年もブルペンで見ましたが、体が一回り大きく、たくましくなった」。長身から投げ下ろす直球は威力満点で「ボールは素晴らしい。あとは1年間コンスタントに投げられるように。暑い夏場に状態が落ちるので、克服してほしい」と期待した。