レイカーズのアンソニー・デイビス(AD=31)とマーベリックスのルカ・ドンチッチ(25)を含む大型トレードが1日(日本時間2日)に合意したことが分かった。
2月6日に迫ったトレード期限まであと1週間を切って、衝撃の大型トレードが合意した。米スポーツ専門局「ESPN」のシャムズ・シャラニア記者によると、マーベリックスからドンチッチ、マキシ・クレバー、マーキーフ・モリスを放出。レイカーズはアンソニー・デイビス、マックス・クリスティ、29年ドラフト1巡目指名権を放出するという。そしてこのトレードにはジャズも絡む3チームトレードになると報じた。
今回の大型トレードによって、19―20シーズンでレイカーズに優勝をもたらしたレブロン・ジェームズとADのコンビは解体となった。
「ESPN」デイブ・マクメナミン記者によると、このトレードの計画ついては、レブロンも知らなかったという。この日、敵地ニックス戦に勝利して家族と夕食に出かけているときにこのトレードについて知って驚いたようだ。
そして今回のトレードはマーベリックスから最近レイカーズにアプローチし、ドンチッチを提示。そしてレイカーズの幹部はドンチッチと面談して、今後10年間“チームの顔”になる能力があり、同時にマーベリックスはADに勝利をもたらす移籍金を与えることができると確信した。
ドンチッチを放出した理由は、彼のコンディションに常に不安があったためだという。チーム内では、ドンチッチの食事とコンディションに関する規律の欠如が大きな不満となっていた。チーム情報筋は、これが彼の負傷問題の大きな要因だと考えていた。さらには今夏に控えるスーパーマックス契約延長に懸念があった。
ドンチッチは今シーズン、さまざまなケガのため、わずか22試合の出場にとどまっている。情報筋によると、9月下旬のトレーニングキャンプ前にダラスに戻って以来、左ふくらはぎを2度痛めているが、マブスは転倒によるケガをふくらはぎの打撲としか報告していないという。ドンチッチはクリスマスにふくらはぎを痛めて以来、試合に出場していない。
関係者によるとキャンプに参加した当時、彼の基準からすると比較的スリムだったが、今シーズンの初めには体重が260ポンド台後半まで急増した。11月下旬、マブスが右手首の捻挫と診断すると、ドンチッチは5試合を欠場。ドンチッチがコンディション調整に集中できるよう、長期間の欠場となった。2022-23シーズンでも、同様にシーズン序盤に休養をとっている。
3チーム間トレードの内容は下記の通り。
レイカーズ獲得 ルカ・ドンチッチ、マキシ・クレバー、マーキーフ・モリス
マーベリックス獲得 アンソニー・デイビス、マックス・クリスティ、29年ドラフト1巡目指名権
ジャズ獲得 ジェイレン・フッド=シェフィーノ、クリッパーズの25年ドラフト2巡目指名権、マーベリックスの25年ドラフト2巡目指名権