◇スポーツクライミングボルダー・ジャパンカップ(BJC)最終日(2025年2月2日 東京・駒沢屋内屋内球技場)
女子決勝が行われ、五輪2大会連続代表で21年東京五輪複合銀メダルの野中生萌が84・8点で19年以来、6年ぶり2度目の優勝を果たした。野中は3課題を完登し、第4課題はゾーンを獲得。2位の関川愛音(青森・八戸学院光星高)を、わずか0・2点差上回った。
ボルダー種目は今年ルール変更があり、完登で25点、ゾーン獲得で10点、転落1回で0・1点が引かれるなど、獲得ポイントで順位を争う方式となった。決勝の野中は第4課題以外を完登。第1、第2課題は“一撃”で制圧し、第3課題も転落は1回とミスも少なく、関川との接戦を制す結果となった。
20年は3位、21年からは4年連続で2位が続いていた野中も、6年ぶりの優勝に破顔一笑。
「久しぶりの優勝です。ずっと2位だったので。ファイナルは自信を持って、昨日よりも心も体も整えて臨めた。今年の一番大きなイベントは世界選手権が韓国で行われるので、ボルダー優勝は未経験なので、そこを目指して頑張りたい」とコメントした。