サッカーのU―20アジア杯に出場するU―20日本代表は千葉市内で合宿2日目を行い、MF佐藤龍之介(18=岡山)がアジア“ダブル制覇”を誓った。
23年のU―17アジア杯で背番号10を背負い優勝に貢献。今大会は4強に与えられるU―20W杯出場権獲得が最大のミッションだが、「優勝を目指している」ときっぱり言った。鍵に挙げるのは結束力。U―17での経験を踏まえ「本当にチームの雰囲気が良かった。なかなか試合に出られない選手も練習からバチバチやって底上げしてくれたので、チームのモチベーションも常に高い状態で過ごせた」と話した。
16歳でFC東京とプロ契約を結び、ロサンゼルス五輪世代の中心として期待を集めるアタッカー。海外組の道脇豊やサウサンプトン入りする高岡伶颯ら、タレントぞろいのFW陣をチームの強みに挙げ、「攻撃の質やアイデアはある。そういった選手にいいボールを預けることが攻撃の肝になる」とイメージを膨らませた。
今季はJ1初挑戦の岡山で武者修行する。「東京はいい選手がたくさんいて、自分は絡んでいく立場だった。岡山ではチームの中心選手として戦っていく自覚がある。チームを勝たせたい」と力強かった。