楽天の辰己涼介外野手（28）が2日、春季キャンプが行われている沖縄・金武町で取材に対応し「あまり（投手を）邪魔するわけにはいかないんですけど、第3、第4クールあたりで1回はブルペン入りたいと思っている」と予告した。
個別練習の際にはウエートルームで投球動作を繰り返すなど、意欲的。憧れの“投手”には自身と同じ野手のイチロー氏の名前を挙げ「オールスターとか、メジャーで投げている姿を見て、格好いいなと思いました」と語った。
憧れのマウンドについて「今シーズンどこかでは絶対投げる。点差があいて枚数が足らなくなったら投げてくれってなるかもしれないし、オールスターで投げさせてもらえるならコンディションを上げないといけない」と熱弁。持ち球については「手の内は明かしたくないので、伏せておく」と徹底していた。契約更改時には「25勝0敗」を目標に掲げたが、もちろん本職は野手。年間を通しての登板には否定的で「トリプルスリーと1登板無失点」を新たな目標として掲げた。
この日取材に応じた三木監督は辰己について「もしかしたら自分の肩をつくるためにブルペンに入るかも知れないし、それは分からん。でもまずは100％野手でやってもらう」と説明していた。