復活を期す巨人・田中将大投手はキャンプ2日目の2日、前日に続いて久保康生巡回投手コーチとマンツーマンでフォーム改善へのドリルを消化した。
前日はブルペンの傾斜を逆に使って体重移動の意識を徹底づけた。この日は通常の傾斜から、途中に障害物となるケージを置いて、ネットスローを黙々と繰り返した。
練習後にはライデル・マルティネス投手、トレイ・キャベッジ外野手と新加入3選手でキャンプ地のステージに登壇。集まったファンの前で「投球フォームを一から見直して、基礎からやっていこうとコーチと話をしています。大きなことは言えないですけど、今取り組んでいることがものになれば、いけると思いますので、一つでも多くチームに勝ち星を持ってこられるように頑張りたいです」と誓った。
指導を一任された久保コーチは、一昨年から菅野智之投手(現オリオールズ)を指導して、昨季15勝の復活に導いた。多くの名投手の育成や再生に手腕を発揮しており、一部のファンからは「魔改造」とも評されている。