ラグビー日本代表でフランス1部トゥールーズのSH斎藤直人(27)が2日、横浜市内で日本航空(JAL)とともにラグビー教室を開催した。「斎藤直人×JAL Special Rugby Lesson 2025」と題し、斎藤が特別講師となって小中学生を対象に指導。パスなどの技術を直接指導し、トークショーでは子供たちからの質問にも丁寧に答えた。
体の小さな小学生からの「大きい相手にタックルしなければいけない場面はどうすればいいか?」という質問に対し「一番大事なのは気持ち。少しでも怖いなと思った時点で勝負は決まってしまう。絶対に倒すという気持ちが大事」と回答。1メートル65、73キロの体ながら世界の強豪と戦う27歳は「一番小さな選手がガッツあるプレーをすれば、チームに良い影響を与えられる」と熱弁した。
シーズン中の合間を縫い、フランス1部リーグに移籍後初の帰国。丸刈り頭で登場した。「気合です。風邪ひいて2回ぐらい試合に出られるチャンスを逃したので、気持ちを切り替えるために」と理由を説明。
今週中には再び渡仏する予定で「シックス・ネーションズ(欧州6カ国対抗戦)で(同じSHの)デュポンがいないのでアピールするチャンス。もらえたチャンスの中でいかにパフォーマンスを出すかが大事」と次戦以降へ気合を入れた。