兵庫県三木市を拠点に今年から活動する社会人野球のサムティが、始動前日の2日に同市内で記者発表会を開いた。
元阪神・尾仲祐哉、元広島・曽根海成のNPB出身2人を含む選手23人が登壇し、ユニホーム姿を初披露。チーム関係者や選手の保護者ら約200人を前に元オリックス、横浜の小川博文監督が「まずは足下にある一つ一つの課題を克服し、ふさわしいチームになっていく。そのために自分がどのような行動を取るか。社会人野球として社員のみなさまとともに会社を盛り上げていきたい。その(会社の)シンボルに野球部がなれればと思います」と決意表明した。
選手兼野手コーチを務める曽根は「コーチは初めての経験なので僕も勉強。選手と一緒に成長できたらいいなと思っています」と意気込み、尾仲は「ドジャースみたいなユニホーム。企業を背負っている以上は全国大会に出ないといけないですし、プロを目指している選手の成長の手助けをできればいいかなと思います」と言葉に力を込めた。
選手は1日に入寮しており、チームは3日から始動する。4月の都市対抗予選出場は見送る方針で、今秋の日本選手権予選に備えて練習試合を重ねていく。