ピン芸人の日本一を決める「R-1グランプリ2025」の準決勝が2日、東京・ニューピアホールで行われ、3月8日に行われる決勝進出者9人が決定した。
ヒロ・オクムラ、ハギノリザードマン、第21回チャンピオンの田津原理音、友田オレ、チャンス大城、ルシファー吉岡、「さや香」新山、マツモトクラブ、吉住が決勝に進出した。
一方、M-1との2冠を狙う「ウエストランド」の井口浩之、芸歴30年&50歳で初挑戦したふかわりょうは準決勝で敗れた。
井口は敗退後に自身のYouTubeチャンネルを更新し、胸中を語った。「ふざけんなよ…ほんとに」の悔しそうな表情。「気持ちが整理できてない状況でもある。久々にムカついてます、正直。M-1でもいろんな経験してきて、優勝もしたけど、最近腹立たしい気持ちになることなかなかなかったんですけど…ムカついてます」とうつむいた。
さらに、「もうR-1はいいかなという気持ちになりました」とも。
「僕の中では時事性をもった、その場のこととか自分に関すること、R-1に関すること、日々起きていることを言うというスタイルのネタだったけれど、確かにどんだけウケても反則っちゃ反則だったかもしれない。重々わかってるんですが、やっぱり悔しい。面白けりゃいいじゃんっていう面もあるというか。そこに懸けてほしかった。そこを許す度量のある大会であってほしかったなというのが今の素直な感想」と振り返り、「このままだと、どれだけウケても受からないと思うんで、もう出ることはないと思います」とこれが最後の挑戦となることを示唆した。
「昨年より手応えはあったんで良かったかなとは思ったんですけど…きついっすねえ。審査員でピン芸人の人が入ってるのが、コンビでやってる人としての気持ちとしてはしんどい。良くは思われないだろうなって邪推しちゃうし…ピン芸人の方たちの大会なので、コンビの片割れが出るの禁止にしたらいいんじゃないかと思いましたね」と述べた。
「R-1好きだったので、盛り上げていけたらと思っていたけどすごく片想いだった。許しません!」と苦笑しながらも「こういう気持ちになるのも賞レースに挑戦してるからこそだと思うし…ルシファーさんは7回目?そういう人を祝福して、応援していきたい」とした。