◇カーリング日本選手権第1日(2025年2月2日 神奈川・横浜BUNTAI)
1次リーグA組の初戦が行われ、北海道銀行が5―7で22年北京五輪銀メダルのロコ・ソラーレを下した。
難敵に競り勝った。サードでスキップの仁平美来(22)は「初戦で勝利できたのは本当にチームの自信にもなったし、この大会を1週間戦い抜く中で励みになる試合になった」と笑顔で振り返った。2―3の第5エンド(E)にフォース田畑が最後の石でドローを決めて2得点。先攻の第6Eで1点をスチールし主導権を握った。
前回大会は決勝で第9エンドまでリードしながら痛恨の逆転負けに涙を流した。しかしメンバー全員が20代の若いチーム。長期の海外合宿や世界最高峰の大会であるグランドスラムに初出場するなど、経験を積んで急成長してこの舞台に帰ってきた。
五輪出場には優勝が絶対条件の中で好発進。仁平は「優勝しないとオリンピックの道がなくなってしまうのはチームで話していた。だけどそこだけを意識してしまうとうまく試合に集中できない部分もある。今できること、やるべきことに集中することを、今大会の目標としている」と冷静に次戦以降を見据えていた。